【HUAWEI P40Pro GMS導入】最新EMUI11の端末をダウングレード!GMS導入!USBが使えなくなる不具合発生!?
こんにちは、先日のGMS封鎖騒動のどさくさに紛れて病院(HUAWEIカスタマー)送りになっていた私のHUAWEI端末P40 Proが帰ってきました。GMSなしの最新EMUIとなって帰ってきた端末にGMSを再導入しましたので、それについての経緯やら方法やらの記事です。
Googleが使えるって最高~~~~~~~!!!!!!
もくじ
プチ文鎮化させてからカスタマー修理から返ってくるまで
プチ文鎮化までの経緯
以前の記事で、端末がプチ文鎮化し、公式カスタマーに修理に出したことをお伝えしました。
↓以前の記事
詳細な経緯は↑の記事を確認していただければと思うのですが、プチ文鎮化までの経緯を簡単に要約いたしますと、
- GMS封鎖騒動後、突然Google系のアプリ(PlayストアやGoogleマップなど)が機能しなくなる
- カスタムGSF製作者様が公開されていた対処動画を真似ていじくってみる
- どこかで間違えてGoogleアカウントからログアウトされてしまい、実質GMSが消失
- GMS再導入を試みるも、ダウングレード用のFWに誤って違う機種のものを選択してしまう
- ダウングレードは成功したもののPCに認識されなくなる
上記のPCに認識されなくなった状態のことを私が勝手に「プチ文鎮化」と呼んでおりました。
この状態ではPCに接続しても下記接続の選択メニューが出ず、PC側から検知されなくなります。
何をしようにもそもそもPCに認識されないので何の手出しもできません。詰んでます。
そもそも私のミスが連発しているので、こうなった原因は私のミスによるOSの不具合だと勝手に思い込んでしまいろくに調べもせずカスタマー修理に出すことにしました。
カスタマー修理の診断結果
修理に出して3日ほど経ったころ、HUAWEIカスタマーから修理見積もりのメールが届きました。
修理内容は「タイプCコネクタパーツの交換」
・・・ん?OSじゃなくて?基盤じゃなくて?
コネクタの破損?
若干不思議には思いましたが、まぁ公式修理が言うのならそうなのか、と納得。
私のPCはちょっと古いので、USB差込口がちょっと欠けてたりします。
なんかそれが悪影響及ぼしちゃったのかな~と。
ちなみに修理費は送料込みで7000円ちょっとでした。
修理端末が返ってきた。とりあえず軽くダウングレードしてみる。
修理出して1週間、端末が返ってきました。
初期化済み、最新EMUIにアップデート済みの状態で。
試しにPCのに接続してみるとしっかりと認識されます。
とりあえず直ってました。
GMSは完全に消えちゃいましたが携帯電話としては使えます。
一安心です…
ですがここで終われないのが本端末。
GMS、再導入しなくては…!!
とりあえず軽くダウングレードをするも、再びプチ文鎮化
プチ文鎮化前のダウングレードは、11.0.0.234(最新)から10.1.0.134まで間を挟まず一気にダウングレードしました。
もしかしたらそれが良くなかったのかもなぁと思い、とりあえず軽めの11.0.0.130に下げてみることにしました。(HiSuiteProxyを使ったダウングレードの方法は後半のGMS導入編にて書きます)
前回の反省を活かして、それはもう入念にチェックしながらダウングレードしました。完璧な操作をしました。
順調にダウングレードが進みます。
途中で止まるなんてことはなく、無事PCでの作業が完了しました。
端末起動。FWはEMUI11.0.0.130になっています。ダウングレード成功です。
し か し 、
なんとPCとの接続がダメになっているではありませんか
前回のプチ文鎮化と全く同じ症状が起きました。
せっかく気を遣って小さめのダウングレードから始めたのに…
またコネクタが破損してしまったんでしょうか…
また修理が必要なんでしょうか…
…つーかこれ、本当にコネクタが故障してるんでしょうか?
ダウングレードでOSが破損するなら分かりますが、物理的にパーツが壊れるなんて話あるんですか?私は知りませんよそんな話は。
故障について、海外サイトで調べてみる→コネクタの故障ではありませんでした。直し方もありました。
ここでようやく違和感を抱いた私は海外サイトGitHubにてダウングレードに関する不具合を調べてみることに…
ありました
この他にもダウングレード後のUSBの不具合に関する投稿がチラホラ。
どうやらダウングレード先のバージョンに関わらず、ダウングレードという行為を行うことでUSBの認識がなくなり、急速充電が不可能になるという仕組みになっているみたいです。
言ってしまえばダウングレードというグレーな行為に対するHUAWEIからの嫌がらせです
この症状、最新版までFWを更新すれば直るとのこと。
幸いプチ文鎮化後も最新FWの更新は拾っているようだったので、試しにFWを最新まで更新したら直りました。
コネクタ、壊れてねーじゃん
もしかしたら私の前のプチ文鎮化の原因は本当にコネクタ故障だったのかもしれません。でも前と全く同じ症状の今回はアップデートするだけで症状が直りました。
カスタマー修理はもしかしたら「コネクタ交換します」って言ってるだけで実際は分解もせずFWのアップデートだけして返していただけなんじゃないか。
確認する術はないので真相は闇の中です…
もしコネクタ交換なんてしていないとして、カスタマー修理の対応を非難する気は毛頭ありません。だってこんなことしてる自分が悪いんですし…
ただ今回の一件は私に「何事も人を頼る前にまず調べよう」という教訓を教えてくれました。
修理費の7000円は勉強代ということでHUAWEI様に献上いたします…
GMS導入編 最新EMUI11のP40 Pro国内版にGMSを導入する方法
大事な教訓を得たところで、P40 Proをダウングレードして再びGMS導入を行っていきましょう
今回行うGMS導入は2021年11月12日時点で成功しているものです。(記事よりちょっと前の出来事)
GMS導入方法は度々対策されることがありますので、うまく行かなかった際はより新しい方法を探してください。
また、以前の記事で紹介した気もしますが、私の端末はP40 Pro 国内版 です。
同じHUAWEI端末でも機種・販売地域によってはGMSの導入方法は異なります。
また、端末によって個体差もあるらしいです。
GMS導入を行う際はしっかり調べて、くれぐれも自己責任で行っていただくようお願いいたします。
FWをEMUI11からEMUI10にダウングレードする HiSuite Proxyを使う
GMS導入はFWが新しいとできません。そのためGMSを導入するにあたって、まずはFWを下げる(ダウングレードする)必要があります。
ダウングレードにはいくつか方法がありますが、今回はHiSuite Proxyを使用した方法でダウングレードを行っていきます。
ちなみにですが、今回紹介する方法はダウングレード後に最新FWの自動更新を端末が拾うことが大前提です。
ダウングレード後にFWの自動更新を拾うかを前もって確認する方法を私は知りません。
もし何らかの理由でダウングレード後にFWの更新を拾わない場合はPCとの接続が不可能になり、最悪カスタマー修理行きです。
若干賭けの要素があります。実際さっき紹介した海外サイトGitHubでもダウングレードしたはもののFW更新が来ずPCに認識もされないといった投稿がありました。
GMS導入のハードルは以前に比べ確実に上がっています。
くれぐれも自己責任でお願いいたしますね。
今回ダウングレードの際私が参考にしたのは、下記ブログ、たねのらいふ様のこの記事です。
非常に事細かく詳しく書いていただいてありますので、基本的にこちらの記事を参考にやっていただけば問題なくダウングレードが可能かと思います。
ここで一つ注意するべき点があり、たねのらいふ様の記事で紹介されているP40 Proはアジア版であり国内版とは型番が異なります。
私のP40 ProのFWは11.0.0.234(C635E2R2P3)ですので、ダウングレードにはC635のファームウェアを使います。
間違った地域のFWを使うと、FWの自動更新が降ってこなくなる可能性がありますので型番は必ず確認してください。
今回HiSuiteProxyにセットしたRomは、
- ELS-LGRP4-OVS10.1.0.125
- ELS-N29-CUST10.1.0.2(C635)
- ELS-N29-PRELOAD10.1.0.1(C635R2) ←端末の型番が(C635E2R3~)なら(C635R3)を使用する
です。
下記画像の赤枠で囲んであるRomを使いました。
これらをセットしてSETUPをクリックします。
他の手順はたねのらいふ様の記事と全く同じです。
この方法でEMUI11.0.0.234からEMUI10.1.0.125にダウングレードに成功しました。
GMSを導入する
GMS導入方法については以前も紹介させていただいたブログ、犬と旅する生活様の下記の記事を参考にしました。
こちらの記事の2020年9月29日最新版を参考に、その通りに作業を行い、GMS導入に成功しました。
手順通りやっても何度かはうまくいかないこともありました。都度初期化して根気よく続けましょう。
【12/10 追記あり】プッシュ通知導入 GMS系のプッシュ通知を有効にする
GMSを導入するだけならこの手順は不要です。
プッシュ通知導入に関しては本ブログでも過去に紹介しております。
↓この記事
このプッシュ通知導入はやらなくてもいいんですが、やっておくと非常に快適になるので今回もやります。
ちなみに、リンク先記事でも私の以前の通知導入の記事でも触れておりますが、この通知導入に使うアプリケーション配布は一般公開されておらず、二次配布も禁止されています。
もしここでご紹介する通知導入をしたいのであれば、下記動画の製作者様に直接Face bookで連絡を取る必要があります。
また、Paypalを用いて多少の開発寄付(donate)をする必要もあります。(私は1000円くらい寄付しました)
興味がある方はくれぐれも自己責任で直接コンタクトをとってみてください。
ちなみにちなみに、上の動画で通知確認に使っているアプリは現在ストアから削除されてしまったいるようです。
代用として通知確認につかうアプリは↓です。(製作者様に教えてもらいました)
GMS導入が済んだ段階でダウンロードしておくといいです。
こちらの導入についても犬と旅する生活様の下記記事を参考にしました。
このプッシュ通知を有効にする作業ですが、手順を間違えたりうまく行かなかったりすると最悪Googleアカウントからログアウトされてしまうことがあり、そうなると最初GMS導入をやり直すことになります。(実際に私は何回か初めからやり直しました)
この後PCとの接続問題を回復させるために最新FWまでアップデートするのですが、最新FWまでアップデートを済ませた後にプッシュ通知導入を行ってミスったらまたダウングレードからやり直しになります。
そうなると時間が倍かかるので、ダウングレードしGMS導入を行った直後のタイミングでプッシュ通知導入もやってしまうのがいいと思います。
こうすることでもし仮にミスってもダウングレードする手間は省けます。GMS導入は初めからですけども…
さて、このプッシュ通知導入ですが、以前は何もなくすんなりいったものの今回は非常に厄介な障害がありました。
その障害というのは、導入手順⑧の「gsf4-aligned.apk」をインストールすると、白い画面が延々と横にめくられ続けるような画面になり、操作がほとんど効かなくなってしまうというもの。
再起動してもなにをやっても改善されませんでした。
この画面がバグった状態でPlayストアを開き、更新を連打し、Playストアを使えるようにする(GSF IDを取得する)必要があるのですが、私の場合は一向にPlayストアにアクセスできず、GSF IDの取得ができませんでした。
この画面のバグは、次の手順⑨の
を行うことで直ります。
でもこの画面がバグっているときにGSF IDの取得がうまく行ってないと最後までやっても通知がうまく動作しません。
じゃあどうするかと言うと、画面バグの最中に一瞬だけ操作できるタイミングが来ることがあるので、そのたびにプレイストアの更新を連打。完全に運ゲーです。
何度か連打したら導入の手順を進めて、一通り終わったらプッシュ通知確認のアプリでちゃんと通知が来るかを確認。
もしそこで通知が正常に機能しなかったらまた最初からやり直し。
何度やり直しても画面のバグは起きるし、Playストアは正常に機能しないし、散々でした。
結局最後までこの手順⑧でPlayストアが正常に表示されることはありませんでしたが、何回か試しているうちにプッシュ通知は来るようになりました。
よくわからないうちに導入は成功しましたが、何回もやりなしたし、かなり時間かかりました。
もう二度とやりたくない。
【12/10 追記】このバグ(?)の回避方法がコメント欄にありました。
どうやら、導入手順⑧の「gsf4-aligned.apk」のインストールはスキップ可能らしく、この手順をすっ飛ばして次の手順に進んでも問題ないようです。
リンク先の記事でいうところの手順⑧~⑪を無視して⑦→⑫と進めば良いわけです。
以下動画コメント抜粋
(質問者)after installing file number 3, the screen does white flashes and moves to the right, after restarting the p40 pro for about 1 minute and then it flashes. I can't get the gsf id in the play store. After installing file 4, skle does not work. I installed about 6 times. micro g uninstalled
(投稿者返答)Skip install no 3 file
また、このプッシュ通知GSFを導入すると、GPSが現在地で固定されてしまうという症状が起きます。
この症状については動画の説明欄にて詳しい説明がありますが、どうやらGoogleアカウントマネージャーというシステムアプリが今回導入したGMF Fixと干渉してしまうようです。
こちらの対策としては、上記プッシュ通知導入を一通りやっていただいた後、
①設定→アプリ(システムプロセスを表示)からGoogleアカウントマネージャーをアンインストールする
②GSF Fixをアンインストールする
③GSF 10をインストールする
④プッシュ通知が機能することをアプリで確認
⑤GSF 10をアンインストールする
⑥GSF Fixを再びインストールする
⑦設定→位置情報→下部にスクロールし、位置情報サービスの中の「Google位置情報の精度(英語表記だとGoogle Location Accuracy)」をクリック、位置情報の精度を改善(Improve Location Accuracy)をオンにする(この際ホーム画面に吹っ飛ばされますが正常です。もう一度戻って確認してオンになっていたらOKです)
これらの手順を踏めばGPSが正常に機能するようになるはずです。私はこの方法で毎回うまく行っています。
以上の導入を済ますことで、お使いのGMS導入済みHUAWEI端末に通知機能を復活させることが出来ます。
最新FWまでアップデートする
本体の設定→「システムと更新」→「ソフトウェア更新」からFWが最新になるまで更新を繰り返します。
ここで最新FWが降ってこない場合は、前述の通り詰んでいる可能性が高いです。
最新FWのパッケージを見つけてきて外部メモリから直接アップグレードを行うか、カスタマーに修理に出すかしか解決策はありません。
最新FWに無事アップデートできたらPCとUSBケーブルで接続してみてください。
↓の通知が出てきたらGMS導入は完了です。
PCとの接続ができるようになれば専用の充電器とケーブルを使った超急速充電も問題なく出来ると思います。私はできました。
余談:バックアップの復元について
前回の記事で公式カスタマーに修理に出す前に、外部USBに端末のバックアップをしていました。
今回のGMS導入中に何度かバックアップの復元をしようとしたのですが、パスワードがあっているにも関わらず弾かれてしまい復元が出来ませんでした。
めちゃくちゃ困って困り果てたんですが、これも最新FWに更新した途端復元が出来るようになりました。
パスワード忘れたのかと思ってと思ってヒヤヒヤしました。
まとめ
誤ってGMSを消してしまったがためにGMSの再導入をすることになりましたが、2021年11月12日時点で最新EMUIからのダウングレード及びGMS導入は可能ということが分かりました。
現状全てのHUAWEI機種、バージョンがそうかはわかりませんが、FWのダウングレードを行うことでPCとの接続が不可能になる嫌がらせ不具合があることも判明しました。(通常充電とタイプCのUSBメモリーは認識する)
また、最新FWでとったバックアップはダウングレードした状態だと復元できませんでした。(パスワードが合っていても弾かれる)
これらの不具合はFWを最新までアップデートすれば直ります。
なのでダウングレードしてGMS導入した後にFWの更新をすれば何の不具合もなく普通に使えます。
ただ、PCと接続できない以上HiSuiteProxyを使ったアップデートは不可能になるので、端末の自動更新または外部メモリーを使ったデバックモードでアップデートをする必要があります。
もしそれらで解決しないようであれば、最悪公式の修理を利用することになります。
今回最新EMUIのHUAWEI端末にGMS導入をしましたが、手順自体は以前と変わらないものの上記不具合のため、HUAWEI端末にGMS導入をするハードルは以前よりも高くなっていると感じました。
この不具合がもしHUAWEI側の新たなGMS導入対策なのであれば今後HUAWEI端末でGMSが本格的に封鎖、使用不可能になるということもありえます。
その辺りも承知の上、もしこれからGMS導入を試される方は以前に増して自己責任の上、しっかり調べてチャレンジしてください。
私は自分の端末にGMS導入を行ってから1週間普段使いしておりますが、とりあえず何の問題もなく快適に使えています。通知もGoogle系アプリの動作もバッチリです。
めでたしめでたし。
色々と手のかかるスマホですが、デザインはかっこいいしカメラはとびきりキレイに写ります。
何よりも誰とも被らない。
私にとっては唯一無二のスマホです。
できるだけ大事に長く使っていきたいなぁと思います。
また私のP40 Proの身になにか起きましたら記事にしようと思います!
今回の記事はここまでです。ありがとうございました!
過去のGMS記事はこちら↓