【スマホ修理】iPhoneSE2 画面修理しました
こんにちは、今回はiPhoneSE2の画面交換の紹介です。
iPhoneSE2(SE第二世代)は2020年4月24日に発売された、廉価版iPhoneシリーズのSEの第2世代モデルです。カラー展開はホワイト、ブラック、プロダクトレッドの3色。ゴールドはありません。
廉価版だけあって値段は抑えられているのですが、性能は高いらしく、かなりコスパのいい機種と評判にもなっていました。
見た目はiPhone8とほぼまるっきり一緒の本機、もちろんベースはiPhone8です。
唯一見た目で8と相違のある点といえば、端末カラーがホワイトでもパネルの色がブラックという点のみでしょうか。色違いパネルを作る製作コストを省いた結果でしょうか?
私個人的にはホワイトのボディにブラックのパネルはスタイリッシュで好みです。
このSE2、iPhoneの物理ホームボタン搭載のモデルでは現在最新のものとなっています。代わりにFace IDは非対応ですが、コロナ禍のマスク必須の世の中なので、指紋認証だけでロック解除ができる本機の人気が出ることにも頷けます。
また、この8の本体形状はiPhone史上最も長く愛されてきた形なだけあってケースが豊富です。これも人気の理由のひとつなのかもしれません。
詳しい機能面は私は本機を所持してないので詳しいことはわかりませんが、8ではできなかつたポートレート撮影に対応しているらしく、その点だけ見ても8より確実に進化していると感じました。
では、修理のご紹介です。
今回修理するSE2です。画面がキズキズになっています。
こちらを新品のパネルに交換していきます。
ちなみに、SE2の実機を実際に修理するのはこれが初めてだったりします。なのでいつもより慎重ににやりました。
星ビスを外し、縁をヒートガンであたため接着剤を弱くして端末を開きます。
内部構造も見える限りではまるっきり8と一緒です。
端末を開いたらまず真っ先にバッテリーのコネクタカバーを取り外し、コネクタを外します。今回はパネル修理なのでついでにイヤースピーカーの方のカバーも外しておきます。
右がバッテリーとパネルのケーブルのカバー、左がインカメラとイヤースピーカーとかの
ケーブルのカバー
コネクタを外すのは不用意な通電や電源投入を避けるためです。破損や怪我に至る場合もあるのでどんな修理でもまずはじめに必ずバッテリーのコネクタを外します。
本体からパネルを取り外します。
こちらが取り外したパネルです。
現在のパネルについているインカメラ、ホームボタン等の部品を交換用のパネルに移植します。
この時ホームボタンを傷つけて使えなくしてしまうと、指紋認証が使えなくなってしまうので気をつけます。(ホームボタンの指紋認証が使えなくなった場合も修理できるお店はありますが、ソフトウェア関係の修理になるため私はできません。)
こちらが取り外した部品たちです。
ところでこのパネル、中央に青い謎の刻印がしてありますよね。
こちら、非正規品特有の検品マークでございます。アップル正規品にはこんな印ついていません。
アップル純正パーツでないパネル(再生パネルも含む)にはこのように何かしらのマークが付いている場合が多いです。
察するところ、このSE2の持ち主様は以前どこかの非正規店舗で画面修理をされたのでしょう。
ちょっと脱線するんですが、iPhoneのパネルには普通、下の写真のように、カメラを固定させるための透明なパーツがついてるんです。
それがなんとこの交換前のコピーパネルにはそれがありませんでした。
ではどうなっていたかと言うと、
なんか黒いやつがパネルと一体になっていました。
このタイプは私初めて見たので、
「コピーパーツも製造工程の見直しとかやってるのか~」
と修理しながら感心してしまいました。
ただ、この透明パーツも移植しなければならないものの一つなので普通に迷惑です。
今回交換するパネルには当然透明パーツもついてなければ黒いやつもついていないのですから。
今回は透明パーツはストック品で対応しました。
後はもう今やったことと逆のことをやって元に戻していくだけです。簡単です。
これでSE2の画面修理完了です。きれいになりました。
余談ですが、今回使ったパネルはSE2専用のものではなく8の交換用パネルです。
最初修理のマニュアル読んだ時、
「見た目一緒なだけでなくパネルまで共用なんかい!」
と思いました。
以上です。